実際に靴を選ぶ段階において、縦のサイズには気を配るけれど、足の幅や足囲(ワイズ)には無頓着な方は少なくないと思います。
(細幅、太幅限らず)
ことさら、日本においては家の構造上、靴を脱ぎ履きすることも多いです。
そのせいなのか、とりあえず脱ぎ履きに都合がいいだけで足をサポーターのようにしっかり履くという発想は少ないではないでしょうか。
事実、日本では、構造上、本来は場所を限定して履く必要のあるパンプスやローファーなどを長時間履く人が多いのです。
なまじっか脱ぎ履きを重視するあまり、ゆるゆるの靴を履いた結果、足のトラブルに悩まされる羽目になってしまうわけです。
さて、細幅ジプシーさんとたまねぎ企画室において、足囲計測アンケートを受け付けています。
この機会に、自分の足のサイズを計測してみてはいかがでしょうか。
計測の際は、相方にお願いすると誤差が減るかと思います。
いない場合は、シューフィッターにお願いして計測してもらってください。
(ちなみにこのアンケートの対象者は16歳以上の女性に限られます)
なお、ワイズを測るときは、経っているときと足を浮かせているときの両方を測ってください。
(ここだけの話ですが、立って重心をかけているときと足を浮かせているときのワイズがかなり違っていてビックリする方が多いですよ)
FHA(近所のシューフィッターを探すことができます)
http://www.fha.gr.jp/shoe/
ちなみに・・・私の場合、時系列で並べると・・・
スニーカーやローファーを履いていると、つま先がやたら痛い。
↓
百貨店のシューフィッターに足を計測してもらう。
↓
幅狭甲低でしかもモデルサイズと判明。
↓
縦のサイズの関係で、お洒落靴がまったく買えなくなった。
↓
スニーカーも、アドバイスにしたがってハーフサイズアップ。
↓
つま先の痛みはなくなったものの、小指の付け根が痛いというトラブルが頻発。
↓
B幅ニューバランスのスニーカー情報を入手。試着してかかとがぴったりなので購入。
↓
しばらく履いていると、やっぱし小指の付け根が痛い。
靴に不自然な縦のシワがよっているので不思議に思う。
↓
シューフィット神戸屋で計測。
↓
左24.5センチC 右24.8センチC
どちらも空中では2A・かかと小さい・後足長が長い・軽度の外反母趾&内反小趾・やわらかい足と判明
↓
結局、B幅ニューバランスのスニーカーは、ボールの関係で木型との相性が合わず捨てる羽目に。
ちなみに、スニーカーだとさらにハーフサイズ上げなければならないことが判明した。
25.0→25.5
結局、地方ではスニーカーも買えなくなってしまった。
といった感じです。
特に、仕事ではスニーカーを履く必要に迫られている(というか、それしか履けない)のに、地方の靴屋では購入できないのは致命的です。
サイズがないからといって、海外通販にも頼れないのです。
寿命が短い仕事用の靴なのですから、これに頼るにはコストがかかりすぎてしまう現状があるのです。
クレカをもっていない以上、なおさらです。
(100ドル≒1万円前後の上、これに税金や送料も入るので結果的にお洒落靴と値段が大して変わらない)
かといって、履くべきサイズがA~Bでしかも25.5のサイズですから、地方では幅以前に縦の時点で門前払いされてしまうので、試着の機会も奪われてしまうのです。
(デリケートな幅狭さんの場合、試着が重要なものとなるからです)
縦のサイズの展開が22.5~24.5と狭く、幅も2E~4Eしか展開がない。
そこから外れてしまうと、本当にフィットする靴がなくなってしまうのが日本の現状なのです。
小柄な方もおれば、大柄な方もいるのに、どうしてこんな展開しかないんでしょうか。
私の場合、足が24.5~24.8と大きいのでさぞかし170センチ前後ありそうと思われますが、実際には160センチと小柄なので、コンプレックスです。
ちなみに、北米ですと多民族国家ゆえ、さまざまな体格の人がいるせいか、靴のサイズにおいても豊富です。
縦のサイズはもちろんですが、ワイズも豊富です。
同じ日本のブランド靴でも、アメリカで売られているものについては、ワイズ展開が充実しているのです。(註)
日本国内、特に地方で豊富なサイズを気軽に試せたらいいのに・・・と思っています。
(註)
誤解のないように言うが、ワイズ展開が豊富な北米でも実はナローサイズは、大都会へ出ないと見つかりにくいらしい。
この辺は日本同様苦労するらしいが、それでも国内に比べるとマシといえる一例だと思う。
http://itchynanake.blogspot.jp/2012/01/2.html
(北米在住の日本人の方のブログです。)
ツイッターやっております。 フォロー、リムーブはご自由に。