シューフィッターに計測してもらったら、幅狭と分かって途方にくれた方は多いと思います。
さて･･･幅狭と分かる前に履いていた靴は、計測値よりも大きかったか小さかったかのどちらかではないでしょうか？
私の場合は幅狭と分かる以前は、計測値よりも小さいサイズの靴を履いていました。
このケースの場合、
実際の足長よりも小さいサイズに簡単に入る
といった傾向があります。
事実、革はもちろん、スニーカーも24.5センチを履いておりました。
同時に、長時間歩くとつま先が痛くなり、また靴下はつま先から破れてしまうことが多かったです(しかも寿命が短い)。
怪訝に思って計測したら････足長は大きく、かつ足囲が狭いことが判明したのです。
結果として、革靴で0.5センチ、スニーカーに至っては、1センチも小さいサイズを間違えて履いていたわけです。
(ちなみに、サンダルは現行のまま24.5でOK。これはボールの位置の関係です。)
一体どういうことか･･･。
足囲が小さいということは、容積がないのですから、靴の形によっては実際よりも1.5センチも小さい靴でも靴べらなしで簡単に入ってしまいます。
もちろん、丈そのものはありませんから、つま先までぎゅうぎゅうに入ってしまい、とてもじゃないが歩けたものではありません。
それなのに、かかとはブカブカ。
丈はきついのに、なぜかブカブカという奇妙な履き心地になるのです。
同様に安易に中敷を何枚も入れてしまうと同様のことが起きてしまいます。
必然的に足も靴の形に合わせて変形してしまいます。
実際の足長よりも小さい靴ですから、つま先には余裕がありません。
そんな靴に適応する為に指が無意識に曲がってしまうことになってしまうのです。。(いわゆるハンマートゥーですね)
仮にその時点でつま先がきつくて歩けないかも･･･
ということで、1サイズをあげると、とたんに1サイズ以上にブカブカ過ぎて、この時点でどちらがいいのか迷うというケースもあります。
初めて計測してもらった百貨店で足長があることが分かって、スニーカーも１サイズあげて25.0にしたら、それ以上に大きくて、今度は小指の付け根の激しい痛みに悩まされてしまうことになったのです。
にもかかわらず、24.5では全体的につま先がきつくて痛いし、それ以上のことが出来ないので、このサイズで妥協するしかなかったのです。
シューフィット神戸屋さんで詳しい計測をしてみた結果、スニーカーはさらに1サイズ上げた上で、細身モデルにするようにとアドバイスを受けたのです。
これを受けてパトリックのシュリー41(25.5～26.0相当)を現在履いていますが、足長サイズが大きい割にぴったりなのにはびっくりしました。
何よりも、靴べらがないときちんと履けないというのは大きいです。
大きいサイズもよくないといわれますが(註)、小さいのに幅が広いサイズもよくありません。
足長にあわせるとあまりにもブカブカなので、1サイズ以上下げて靴を履いている場合、もしかしたら、実際には大きな幅狭さんの可能性があるかも知れませんよ。
参考：日本人の足は本当に幅広？
http://www15.plala.or.jp/miagolare/nihonjinha.html
(註)このケースの場合、足長を大きく間違える幅狭さんのケースと足長を大きく間違える幅広さんの二つが考えられる。
一見、同じように見えるが、前者は本来の足長ではブカブカ・後者は本来の足長では入らないので注意。
自称、幅広だと思って計測してみたら、実は幅狭だったケースはこれが原因である。
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